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いつまでも入院ネタで引っ張って申し訳ありませんがもう一発いかせて頂きます。
私がいない10日間。
こんなに長く家を空けるのは結婚以来始めてのことだったので、事前に色々と用意をしました。とりわけ在庫品が途中で切れることの無いように、キアロ氏が途中で困ることの無いように、その準備は怠りませんでした。
猫餌、猫砂に始まり、台所洗剤、洗濯洗剤、町田市指定ゴミ袋、シャンプーなどなど、家庭の中は日用品であふれかえっております。
まぁ途中で無くなったら、そこは大人ですから買ってくればいいじゃんってな事なんですけども、いつもと違うのを買ってこられるとイヤだという、妙な潔癖症というか疳の虫のような、これはもう私の方の都合ですね。
そんなワタクシの血のにじむような努力で、キアロ君のお留守居は恙無く終わったのでありました。
おうちに帰ってきた日に私が見たもの。
それは玄関ドアの張り紙(誤字アリ)。
キアロ君、こんなチェック用紙を作って毎日過ごしていたようです。
最後の「仏さまのあいさつ」が泣かせました。
ごくろうさまでした!
そろそろおねむになったので寝間に行ったら、もう何時間も前から寝ているキアロが寝言を叫んだ。
「バーーーーンっ!」
バーン?なになになにっ!?どんな夢を見ているの???
「…ぶつかった…車が……」
効果音かよっ!?
帰宅したらキアロが咥えタバコでさんどまめの筋を引いていました。
なんというか、香港のオトコかと思ったぜい。
(あまりにも更新していなくて何を日記に書いていいのかわかんなくなっているのでリハビリ兼ねてしばらく毎日書くことを自分に課す。その第一弾。超短い。ツイッター癖がついた(洒落じゃないよ!)証拠か…)
キアロは絶対に自分の考えを曲げないし、私もこれだけは譲れないと意地をはる。
「オカマの線引きはどこか」これで大揉め。
キアロは女装しているホモの方たちだけがオカマだというが、いや、そうじゃない、女装していなくても女っぽいしゃべり方とか、女っぽいしぐさとか、とにかく女のエキスが入っているホモの方たちは皆オカマの範疇に入るんだと私も熱弁をふるった。
「違うよ!女の格好してなきゃオカマじゃないよ」
「じゃぁ、おすぎとピー子は?あの人たちは女装してないけど自分達のことをオカマって言うじゃん」
「昔は違ったの!」
「昔っていつよ?おすぎとピー子の方がキアロより年上だよ」
「ホモとオカマはちがうんだよ」
「そんなことわかっているよ」
「だから女の格好してなきゃだめなんだよ」
くそーーーっ!
ばかキアロめ!
女装してなきゃ駄目の一点張りだ。
あーちきしょーーっ
なんで認めないんだ
なんとかぎゃふんと言わせたい。
うーーーっ
ただいま聞こえてきたキアロの寝言であります。(深夜1:00)
「なんだよーゲソって言ったんだろ、ゲソ天!
いらねーよ、卵なんてよぉ〜」
お好み焼き屋で飲んでいるのでしょうか。
昔どこかで聞いた話。
鬱蒼としたジャングルの中で暮らす種族の若者をひろい草原に連れ出したら、遠くに見える牛か何かの動物を指して「あの小さい動物はなんていうの?」と問うたという。
つまりこの若者、ずっと視界の狭い世界で暮らしているので、遠くのものが小さく見える現象を知らなかったというのですね。
普段よく見ているような対象物でも、視野を変えたら認識できなくなってしまったというお話。まぁ本当かどうかわからないけどちょっとおもしろい話だった。
夕方、スーパーで買い物をしてチャリに乗って家に向かっていた。
白洲次郎正子の武相荘へと続く一本道を走っていたら、向こうの方から歩いてくるやけに頭の丸い人がニコニコしながら手を振っている。
近づいてみたらそれはキアロ。
普段、家の中でほとんど顔程度、大マケにマケて上半身くらいからしか見たことが無かったので、全身のバランスでキアロを見たのがあまりにもひさしぶりで誰だか判らなかったのでした。
それで冒頭の話を思い出したんだけど、よく考えたらジャングルの中だって木の梢や葉っぱを通してでも遠くが見えないってことはありえないよね。
あぁ、あの話はどこで聞いたのだったかな。
キアロ氏、思いつめたような顔で
「オレ明日から蕎麦職人するよ」
と。
すわ!転職!?かと思ったら「オレ明日から蕎麦食にするよ」の聞き間違えだった。
健康診断で出た中性脂肪の数値が高かったとかで、決意した様子。
ちょうどダイエットしたいと思っていたところだし、私も付き合うか。ってか、ダイエットなんて一年中いつだってやりたいと思ってんだけどね、そんで一年中いつだって思い切れないんだけどね。
よーし、明日から蕎麦食だぞ蕎麦食!蕎麦職人!と意気込んでいたら、
「あ、明日は飲みに行くからそれが終わってからね」。。。ですって。
まったくもってダイエットは明日から、の図式ですね。
さすがオネエキアロ。
こないだ、朝、私が出かける支度をしていたら、めずらしくキアロからメールが来た。
『洗濯機のあたりにおにぎり落ちてない?』
なんですと?
探してみたけど
『ないよ〜』
『了解 消えちゃった』
ブァッハッハッハッハ〜!おにぎりが消えちゃっただと!
家の中には落ちてなかったけど、もしかして家から駐車場の間で落としたのかと、私も出かけるときに下を見ながら歩いたけど、やっぱりなかった。
夜になってよく聞いてみたら、4個持っていったおにぎりがいざ食べようと思ったら3個しかなかったらしい。
車のシートの下辺りに落ちたんじゃないの?と聞いたけど、キアロ先生そこは探したという。
「しかもタラコのヤツだったのに…」
「それは一軍だね」
タラコ2個と梅干1個と具無し一個持っていったうちの、大事な大事なタラコおにぎりが紛失とは、これを不幸といわずしてなんと言おうか。
家の中に無く、車の中にも無いということは、外のどこかに落としたということだ。
この広い世界のどこかに一人でポツンと落ちているおにぎり。
今日は雨にもさんざ濡れただろう。
童話のように穴の中のねずみたちが唄いながら食べていてくれればいいのだけど。