町田市立博物館に河井寛次郎展を観に行って来た。
ここは入館料無料の嬉しい博物館なのである。但し、昨日も書いたけど立地条件があまりよろしくない。
家から行くとずっと登り坂だ。坂のレベルを1から10とすると、11111いきなり5!5!そんで10!!!という行程の先に建っている。
1のなだらかな坂は問題なくスイスイと自転車を漕ぐことが出来たけど、5が結構きつい。前に見える二人のカップルは無理しているのか知らないけどヨッチラオッチラ漕いでいるよ。あ、女の方が降りた。あたしも降りよう。
5の坂の先にほんの少しだけ下りがあってあとは心臓破りの10坂だ。ここは住宅も建っているけど雪が降ったらどうするんだろうね。蟄居かね蟄居。博物館もあるし。
まぁ、そんなことはどうでも。
河井寛次郎さんですね。この人は浜田庄司らと一緒に活動をして『民藝』という言葉を作った人ですね。
展示作品はまず手前の展示室に食器があって、奥の部屋には扁壺や陶板やオブジェ、あと陶器じゃないもの彫刻とか家具とかもあった。
観ていてつくづく私はやっぱり食器が好きだなーということを思いました。扁壷とか花器とかってどうも興味が湧かない。特にグロくなればなるほどダメだ。いや、作品自体がダメだというのでは勿論なく、私の興味の対象から外れるという意味でダメってだけなんですけど。
それに比べて皿や茶碗、タタラ作りの角鉢なんて観ている時はなんかこう目に力が入るよ。
ってーことは、私の興味は釉薬じゃなくて形の方にあるってことなのかしら。あ、でもそうでもないか、釉掛けで真似てみたいのなんかもあったしな。
なんてことを思いながら、じっくりと拝見してきました。
拝観者はいかにも陶芸風の人が多かった。いかにもってのは、、、白髪をヒトツにまとめているオジサンとか、若い女の子はそっけない風のいでたちで、おばさん達は風変わりにまではあと一歩といったファッションの方々。
偏見か。