クリスマスには縁がない、と豪語しつつ3日も聖夜ネタを続けていた。
早い話が、ひがみ、ですね。
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今日思い出したこと。
自分の中にある、普段は意識していない日本人的要素について。
7,8年くらい前に私はとある学校に通っていました。
そこには若い人からお年寄りまで、いろんな方がいましたが、一人、中国人の女性もいました。
いつもなんとなく近くの席に座っていたのでその中国の方、崔さん、とだんだん仲良くなってきてある日おうちに招待されました。
私ともう一人仲のよかった女の子と二人して、とある夏の日、長い時間電車に揺られて崔さんのおうちに行きました。
崔さんは普段学校に着てくる清楚な服とはちょっとイメージの違うミニスカートなんかをはいて駅まで迎えに来てくれました。家では派手なんだな…と心の中で思いましたが、それが今日言いたかったポイントってわけではありません。
崔さんは、今日は餃子を作るといいました。本場本物の餃子!私と友達は小躍りして喜びました。
さて、おうちに着いて、台所です。
野菜は、、、、あるもので適当に、だそうです。今日はキャベツと玉ねぎにしましょう。へぇ〜決まりきったレシピじゃないんだ。。。って、ポイントはまだココじゃないですよ。
野菜をみじんに切って、肉を混ぜるんだけど、その肉にまず水を!ひき肉に少量の水を混ぜ込むのです!!!うぉぉぉっポイントとしてかなり近いけど、まだココではありません。
ネタを寝かせている間に皮を作ります。詳しくは忘れちゃったので省略しますが、意外に簡単だったような気がします…忘れちゃったんだけど。
で、その皮に具を包む。
さすが(?)、中国人の崔さんはお箸を使いました。
お箸で適量を取ってそれを皮に乗せて、その箸を具の中にぶっ刺す。
ここっ!ここですっ!
小山のように盛り上がった餃子の具の真ん中にお箸が屹っ立っている。
それを見た私と友達の心の中に共通するある観念が浮かび上がりました。
”それはダメ”
もう日本人として、これほどイケナイ物を見た感のある風景ってのもあまりないのではないでしょうか。
その後友達と二人して縁起が悪いという事の説明をしましたが、どこまでわかってもらえたか。
時々顔を出す自分の中の日本人。とても興味深いです。