2007年最後のミラクルが起きて、この掃除嫌いな私が大掃除をしてしまった。
とは云うものの、全体を掃除することは無理なのでピンポイントで狙ってゆく。
トイレは先々週終わらせた。
それから台所は先週末に換気扇を掃除したので、これで終わったことにする。テレビでやっていたように石鹸と重曹でピカピカになった。いや、どっちかというと石鹸の段階でかなり油が落ちた。すげーよ、石鹸。
今日は残りの水周り。
まずは洗面所。髪の毛と水垢。白いスポンジで擦るヤツ、あれなんていうのかな。ドイツ製のナントカっての、100円ショップで売っているやつ。
あのスポンジでてっててきにやっつける。ホテルの洗面所の蛇口みたいにピッカーンと光って大変に美しい。
そしていよいよ大物の浴室。
カビキラーで全体をシュッシュして数分放置後、ドアを細めに開けて腕だけ突っ込みホースで浴室中を流す。
壁がきれいになると天井の汚れが目立つね。
浴室の椅子に片足乗っかって、もう片足は浴槽のヘリにかけて、雑巾で天井を拭きはじめる。
そのときだ。
2007年最後の事件が起こった。
両足をそれぞれ不安定なところに乗せていたせいか、なにかのバランスが崩れて椅子がスコーンとひっくり返った。
両手が
天井から
離れて
宙を
つかむ
つかむ
つかむ
噂に聞いた話では、飛び降り自殺をすると、地面に着くまでのあいだに今までの人生が走馬灯のように思い出されるという。
椅子からこけて風呂のタイルにひっくり返るまでの間に走馬灯は出てこなかったけれど、びっくりするくらい時間が長く感じられた。実際はほんの1、2秒のはずなのに、私の目にはスローモーションで動いているような景色が映った。
もうちょっと滞空時間が長かったら、きっと走馬灯が出てきたんだろう。見たかった気もする。
さて、2007年最後の(しつこい)日記、お読みくださいましてありがとうございました。
皆さんにとって来年は今年以上のすばらしいものでありますように、この町田の片隅からお祈りいたします。
ちゃお