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じらしていたわけではないのですが、帰宅後なかなかパソコンを立ち上げる気にならず、遡って3回分の更新で分かるようにケータイではあの程度しか打てないので、機が熟すまで待っていたのよ、自分の。退院4日目にしてようやくキタ。
たぶんほとんど自分の記録のための内容になると思います、お許しください。
先月の検査の付き添いなどでキアロには散々仕事を休んでもらったので入院は一人で行きました。
10:30。まずは入院手続きのカウンターへ。
ここで入院前納金(2万円)を預け、あらかじめ用意しておいた限度額認定書を提出。
ご存知の方も多いと思いますが、この限度額認定書というのがもの凄く大事で、どんなに入院費用がかかろうともある一定の金額以上は支払わなくてもいいですよというモノで、加入している健康保険組合から発行していただけるありがたい紙切れ。
収入にも寄りますが、私の退院時の支払い額は80100円+なんぼに予測です。
受付が済んだら婦人科のナースステーションへ向かい、バーコードを腕に巻いてもらいます。
一気に入院気分が盛り上がります。
そしていよいよ今後数日を過ごす自分のベッドに案内されました。4人部屋の窓側。
この病院では、消灯時や着替え以外はそれぞれのベッドのカーテンは開けっぱなしにしなくてはいけないルールみたいで、どうも落ち着きません。だってベッドに寝ると前のベッドの人と目が合っちゃうのです。いやだなー。
12:00。特に何するわけでもなく、お昼になったので私のような新参者にもお昼ご飯が来ました。
ゆかりご飯/焼き魚(カジキ)/おしたし(ほうれん草)/煮物(蓮根人参)/漬物(大根)
人生初めての病院食は意外なほど美味しく10分ほどで平らげさっさと片付けに行きましたが、回りの先輩方はまだ半分も食べていない様子で、この健康っぷりが少し恥ずかったです。
午後になり行事第一弾。明日の手術に向けて、てーもーです。
てーもーとは、一般的に剃毛と書くようですが、要するにあそこの毛を剃るんですな。
なんで剃るんだろう。。。という疑問は、もうこの際どうでもよく、処置室のベッドでいさぎよくおぱんつを下ろす私。
その腹を見た看護師さんが、「あー、これですかー」と。
そう、今回入院することになった私の子宮筋腫ですが、仰向けになると目視でわかるくらいにポッコリとでっぱっているんです。ポッコリというと一箇所が突起しているような感じになっちゃいますが、そうじゃなくて、むっくら?もっこり?とにかくおへそから下の左側が全体的に盛り上がっている。
「大きいですねー」とお褒めのお言葉を頂きながらてきぱきとジョリジョリされる。
どこまで剃るのかな…というのが結構心配だったのですが、その正解は、横になって見えている部分まで。でした。奥の方は無事。(無事て)
剃り終え、濡れ手ぬぐいで始末していただいて、さて下着をつけようとしたら、まだまだぬぐいきれていない毛がおまたに散乱しとります。それを自分でつまみ取り、さてゴミ箱はどこかいなと見回していたら、看護師さんが気を効かして手のひらを出すのです。
いくら剃って下さったお方とはいえ、あそこの毛を手渡すってーのはどうですか。できますか。私は出来ません。
ふはは、とあいまいな笑いをお互い浮かべる微妙な瞬間。
18:00。夕飯。これも10分で終える。ごめんなさいごめんなさい。
18:30。まみつんがお花を届けに来てくれました。
明日の手術のあとに部屋に戻ってきたときにお花があるといいかなーって思って。
って。。。
お花自体も嬉しかったけど、その優しい気持ちが涙が出るほど嬉しかったよ、まみつん!
丁度仕事を終えて来ていたキアロと3人でしばらく話す。
私はネットで知り合った方の話など普段はほとんどキアロにしないので、キアロも誰なんだろうこのきれいな女性は。。。と心で思いながら話していたようです。
20:40。行事第二段、浣腸。たぶん生まれて初めて。いや、さっきのてーもーだって初めてですよ!別に力説する必要も無いんだけど。
21:00。就寝。今後飲み食いは禁止ですが、経口保水液という、ポカリスエットのようなものを3本、明日の11時までに飲むように指示されました。
水は飲んじゃいけなくて、なんでこれは飲んでいいんだろうという疑問もありますが、とにかく脱水予防ということと点滴の代わりなんだよという説明だけを受け、初めての入院の夜、緊張で寝られずに起きるたびにこくこくとこのボトルを口にしたのでありました。
すみません、しばらくこのカテゴリの話ばかりになってしまうと思いますが、自分の記録も兼ねて書いておきます。
いよいよ今週入院となったので、この週末に親に報告に行きました。
さて、実家についてみると、隣町に住んでいる妹一家も居て、おやと思ったのですが、丁度遊びに来ていたようです。
今年の正月は皆体調が悪く恒例の新年会が出来なかったので、事前に打ち合わせしていなかったのに、実家に同居している兄も含めて奇しくもオールスターが揃いました。
ところがどうも父親の様子がおかしい。
妙にハイテンションなのです。
どうやら午前中に町内会のどんと焼きに参加していたらしく、そこで振る舞いがあり若干きこしめしている様子。
若い頃は一升酒の父親でしたが、ここ最近は年齢のせいかめっきり飲まなくなり、少しのお酒でも酔っ払います。
この状態で話すのはちょっとまずいかな。
とりあえず台所で母親にだけこっそり打ち明けました。ちょっとびっくりしていたみたいだったけど、まぁだいじょうぶ。
「お父さんに今話してもだいじょうぶと思う?」
「今はダメね、もうちょっと冷めてからでいいじゃない」
久しぶりに子供たちが揃ったせいか、なかなかテンションの下がらない父親に盛んにお茶やコーヒーを飲ませ、お菓子や羊羹なんかも勧めたりなんかしてやっといいかなって頃に、母親が気を使って言い出しやすいように促してくれて、ようやく打ち明けることができました。
「えっ!」
って言ってた。
(ごめんねーごめんねー)と思いながらも、なるべく普通のテンションで、なんでもないよーって風にもっていったので、それほど衝撃を与えずに話すことが出来たと思います。
帰りにお仏壇のところでなんかやっていると思ったら、小さなお守りをくれました。兎の折り柄が入っていたから今年のお正月にどこかで買ったのかな。それを父親の見ている前でケータイに結びました。
実家に住んでいる間ずっと反抗期状態のようで、あまり親孝行した記憶がないのですが、今回はまた別の種類の親不孝をしてしまって、申し訳ない気持ちを抱えながら帰ってきたのでした。
巷をにぎわすタイガーマスクこと伊達直人。
うちだってびんぼーなのにどうして来てくれないの!?ランドセルくださいっ!!
と、毎晩お祈りしていたせいか(うそ)ついに来ちゃった伊達軍団。
知り合いたちがね、入院のお見舞いを先渡しで下さったのです。
まずは伊達直人様から、大量の音源。
すごいよ。まじで。
これをウォークマンに移すだけでも10日くらいかかるんじゃないかしら。
そして伊達直子様からは文庫本。
私が読んだことのない作家ばかり。
未知の作家の本ってなかなか手が出ませんが、こうやって無理矢理(?)きっかけをいただけると新たな世界が広がってゆきます。
さらに伊達直美さまからは、トータス松本のCD、DVDのセット。
上記の直人様直子様からは事前に送ると連絡があったのですが、直美様からはなんにも聞かされていなかったのでびっくりするやら嬉しいやらでありました。
伊達直人様、直子様、直美様。
このたびはお志ありがとうございました。
ほんとうにほんとうに嬉しかったです。
奇しくも三人ともネットで知り合った方々です。こういうことがあると、普段はネットの知り合いってなんかちょっと人には言いづらいこともあったりするんだけど、ニュースで騒がれるているような悪いことばっかりじゃないんだなーって思います。
頂き物したからおだてて言っているわけじゃなくて、アイツになにかをしてやろうと、そう思っていただけた段階で十分嬉しいのです。わかるよね。
枕の友として、連れてゆきますからね。
読んだり聴いたり、俄然忙しくなってきた入院生活です!
記憶がはっきりしているうちにこの悪夢の事を書いておこう。
今回の入院にあたって、いろいろな検査をしてきたのですが、その一つにMRI検査がありました。
あーこの画像見ただけでもう。
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、子羊のように小心者のモエルは実は閉所恐怖症なのであります。
生きていて何がしたくなかったって、MRIほどしたくないものは無いというほどでありました。
その気持ちを増長するように、検査の事前アンケートの中に「閉所恐怖症」なんて項目があるではありませんか。
そんな項目があるということは、閉所恐怖症の人に対処するなにか術があるのかと期待する一方、閉所恐怖症かどうか確認しなければいけないほどの閉所に入れられちゃうって言っているのと同じですよ、先生!
当然その項には二重丸。
さて当日。
まずそのアンケートを提出します。二重丸を見て少し困惑する看護師さん。
「どの程度の場所が駄目ですか、エレベーターとか駄目ですか?」と優しく聞かれましたので、
「閉所恐怖症の事分かってないよ。エレベーターとかそういう問題じゃないんだよ。問題は狭いって事だけじゃないんだよー、狭くて密閉されてて動けなくてって状態が駄目なわけですよ。MRIなんてその3大条件を完璧に満たしちゃってるじゃないのよ!!!!」って事を、大人の人間として常識的な範囲の話し方で説明いたしました。
すると、なんか裏の方でひそひそと相談されていたのですが、じゃぁとりあえず入るだけ入ってみて、どうしても駄目だったらそこで中断しましょう。本来なら最初から造影剤を打って撮影に入るのですが、途中で駄目になる可能性もあるので、半分くらい撮影が終わってから一旦中断してそこで確認後造影剤を入れましょうということになりました。
もうそのあたりから私の顔、ガチガチになってたと思います。
看護師さんに、あんまり緊張しなくてだいじょうぶですよ〜頑張って検査しただけの結果は出ますからね〜って妙な慰められ方をしました。
あははは。。。とむなしく笑いながら検査室に向かう重い足取り。
検査室に入ると、そこで看護師さんから検査官にバトンタッチです。若くてイケメンだったのが密かな助けでありました。
台の上に横になって、撮影するおなかの上になんかのシート状のものを乗せられました、写りがよくなる何かの装置かな。そしていよいよ穴に入るというときに、イケメンがカエルのおもちゃのパフパフみたいなものを握らせてくれました。
(カエルは付いてませんでした)
「もしどうしても駄目だったらこれを押してくださいね(ニコっ)」
どうやら非常用ボタンのようです。モエル的命綱。
あぁ、イケメン様ー、パフパフ様ー・・・・
(ずいーーーーっと穴に挿入される私)
白い天井に青い線が一本ずーっと通っています。
台が止まりました。
見えるものと言ったら目の前の青い線と、通信用のマイクが入っていると思しき顔の上の穴だけ。
自分が入ってきた足元の穴はもう見えません。
無理だ。。。
こんなところに40分も入っているの、もう絶対に無理だ。。。
パフパフを押そう。
そう思ったとき、はっと気がつきました。
足元の穴は見えなくなったけど、頭の向こう側の穴はちょっとのけぞるようにすると見えるのです。
行き止まりだと思っていた穴は、実は向こう側につながっていたのでした。部屋に入ったときにそんなの見えていたはずなんですが、あまりに緊張していて分からなかった。
「だいじょうぶですかー」とヘッドフォンからイケメンの声が聞こえました。
「らいりょぶれすー」決死の覚悟の返事です。
反対側の天井を首がつるほどのけぞりながら眺め、恐怖に耐えました。
途中造影剤を打つために一旦出たときの開放感
再度挿入されるときにパフパフを渡し忘れたイケメン野郎
そのことに気づき穴の途中で絶叫した私
ごめんごめんと軽く返事したイケメン馬鹿
まぁそんなこんなの40分でありました。
このことを思えば手術なんて寝ているうちに終わるわ、どーんと来い。
某月某日深夜に高熱振るえが止まらず
↓
救急車搬送
↓
インフルエンザ疑惑
↓
リレンザ処方
↓
いや、実はインフルじゃなかった
↓
じゃぁあの発熱はナンだったのよ
↓
医者変更
↓
あいからわず発熱の原因不明
↓
あたし、筋腫もあるんですよねー
↓
医者にわかに色めきたつ
↓
エコーで診察するも
↓
うちじゃよくわかんないから大きな病院に行ってください
↓
またもや医者変更
↓
MRI検査
↓
でっかーーーーい筋腫だね!
ほかにもなんか色々あるよ!
↓
手術しましょう!
はい、ここまで早回しでお送りいたしましたが、これが昨年12月9日未明から今日までの私の現状でございます。(もうなんか色々ありすぎて一つ一つ説明できない…)
まとめますと、前々から分かっていたことですが私には子宮筋腫があるのですが、それがどうも大きくなりすぎていると、数もいくつあるかわかんないくらいあると、他にも卵巣も腫瘍になっているよと、卵管も詰まっちゃっているよと、どっかに水もたまっているみたいだよと、とかとかとか。
というわけで、長年この件でモンモンしてきましたが、ひょんなことからすっきりする運びとなりました。今月半ば過ぎに決行です!
今、一番気に病んでいるのは自分の事よりも親の事です。
この件を伝えなきゃいけないんだけど、もう高齢だしショックを受けたらどうしよう…どのタイミングで伝えたらいいのだろう…直前でいいかな…明日手術なんだけどって言ったら余計ショックかな…と、色々と。
まぁ、いつかは言わなきゃな、ってほど先の話でもないんだけどね。
入院自体についてはちょっと楽しみだったりもします。
膨大なる時間。。。。どうやってすごすんだろう。
本を沢山読めるかな。
痛くて読めないかな。
ナンクロするのかな。
ケータイで更新は出来るのかな。
もぅ遠足前の子供みたい。
自分の記録のためにも、なるべく更新できるように頑張ります!